SSブログ
ビブリア古書堂の事件手帖 ブログトップ
前の5件 | 次の5件

ビブリア古書堂の事件手帖 あらすじ 7話 [ビブリア古書堂の事件手帖]

フジテレビ ドラマ 毎週月曜よる9時放送

「ビブリア古書堂の事件手帖」第7話 あらすじ


複数の真実

 篠川栞子(剛力彩芽)は太宰治の『晩年』を抱えたまま、病院の屋上で笠井菊哉(田中圭)と対峙していた。駆けつけた五浦大輔(AKIRA)が割って入ろうとするが、笠井の手にはハサミが握られていて身動きがとれない。半年前、文学館で『晩年』と対面して以来、再会できる日を夢見てきた、と言う笠井は、『晩年』を手に入れるためならどんな犠牲を払っても構わない、栞子にも自分と同じものを感じる、と言った。すると、栞子が自分は笠井とは違う、自分には古書よりも大事なことがある、だから、もう終わりにしようと言うと、ライターを取り出し『晩年』に火を点けた。燃え上がる『晩年』を栞子は屋上から放った。笠井は、それを拾おうとして駆け寄り大輔に取り押さえられる。
 後日、大輔と接見した笠井は、『晩年』は祖父が事情により手放したもので、以来、本を取り戻すことが使命だと感じるようになっていたと説明。本を燃やした栞子を痛烈に批判した。
 その後、大輔は栞子に、燃やした『晩年』は偽物だろうと聞く。本物そっくりに細工した『晩年』を燃やすところを笠井に見せ、あきらめさせようとしたのではないか、と。栞子は大輔をもだましていたことを認め謝った。なぜ自分に相談してくれなかったのか、と怒る大輔に、栞子は、本を読まない大輔に自分の気持ちはわからないかもしれないと思った、と明かした。

 数日後、「ビブリア古書堂」に買い取り希望の須崎(井浦新)がやってくる。須崎は足塚不二雄の『UTOPIA 最後の世界大戦』の買い取り価格を聞いた。鶴書房版の初版でしかも美本だと言う須崎。栞子は、現物を見た上だが、100万円単位になるのではと返答。すると、須崎は車を移動してくると店を出ていき、その後、何時間経っても戻ってこなかった。
 栞子と大輔は買い取り表の書きかけの住所を頼りに須崎を訪ねた。ふたりを部屋に入れた須崎は、古書漫画のコレクションを見せ、先日亡くなった父(でんでん)が熱烈な藤子不二雄のファンでコレクターだったと明かした。さらに、それらを言い値で構わないから「ビブリア古書堂」に譲りたい、それが自分の初恋の人である栞子の母・智恵子(安田成美)への気持ちだからと言う。しかし、一冊だけ売れない本があると差し出したのが『UTOPIA 最後の世界大戦』だった。それを手にした栞子は、はさまれた値札に「ビブリア古書堂」、「2000円」と書かれていたことに驚く。須崎は、それは父が「ビブリア古書堂」で買ったものだと話した。栞子は、コレクションを買い取らせてもらうと言うと、須崎宅を後にした。

 「ビブリア古書堂」に戻った栞子は、「2000円」の値札を見て、古書に精通する智恵子が『UTOPIA』を2000円で売ることはありえない。これは憶測だが、と言うと話し始めた――。20数年前、『UTOPIA』が東京の書店で売られていると知った須崎の父親は一目見たくて上京したが、魔が差して『UTOPIA』を万引きしてしまう。帰宅後、罪の意識にさいなまれた父親は、本を押し入れの段ボールに入れて隠した。しかし後日、別の本を売りに行くことになったとき、事情を知らない須崎少年(土師野隆之介)が段ボールを取り出し、上に本を重ねてしまった。「ビブリア古書堂」で、智恵子が段ボールの底にあった『UTOPIA』を取り出したのを見て驚いた父親は、それを奪うと買い取り希望の本を残して店を飛び出した。ところが、その後、智恵子が須崎宅を来訪。須崎少年を外に出させると父親に『UTOPIA』のことを黙っている代わりにコレクションの一部を渡せ、と迫った。すぐには了承しなかった父親のため、智恵子は「2000円」の値札を渡したのだ。そうすることで、父親とは違う第三者がこの本を売った、という証明となる。そういう架空の第三者のことを民法上「善意の第三者」というのだ、と栞子は大輔に説明した。そして、自分の母はそういうことをする人間なんだ、と言った。
 その後、栞子は10年前から智恵子が行方不明だと明かす。突然の告白に大輔が言葉を失っていると、もうあきらめている、と笑顔を見せた。そして、先日の自分の大輔に対する態度を謝罪し、これからは大輔を信じると言った。大輔は、自分は栞子にとって一番大切な本のことをわかろうとしていなかった、今後は自分も本が読めるように努力する、と言った。それを聞いた栞子は、大輔が本を読めるようになったら自分も嬉しいと言い、ふたりは微笑み合い…。


ビブリア古書堂の事件手帖 あらすじ 7話 →公式サイト







nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:テレビ

ビブリア古書堂の事件手帖 ドラマ キャスト [ビブリア古書堂の事件手帖]

【出演】
篠川栞子……剛力彩芽
五浦大輔……AKIRA

笠井菊哉……田中圭
藤波明生……鈴木浩介
横田奈津実……北川弘美
篠川文也……ジェシー(ジャニーズJr.)
小菅奈緒……水野絵梨奈
佐々木亜弥…トリンドル玲奈
橋本さやか……内藤理沙

篠川智恵子……安田成美

五浦恵理……松坂慶子
志田肇……高橋克実

ほか

→ 公式ページ ←








nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:テレビ

ビブリア古書堂の事件手帖 ドラマ あらすじ 6話 [ビブリア古書堂の事件手帖]

フジテレビ ドラマ 毎週月曜よる9時放送

「ビブリア古書堂の事件手帖」<第6話 あらすじ

脅されているんです、異常な男から

 何者かに石段の上から突き落とされた篠川栞子(剛力彩芽)は、救急車で病院に運ばれた。幸いなことに足首の骨折だけで済んだと聞いた五浦大輔(AKIRA)は安堵するが、倒れていた栞子を見つけ救急車を呼んだのが藤波明生(鈴木浩介)だと聞くと顔を曇らせる。
 やがて、志田肇(高橋克実)、篠川文也(ジェシー)、藤波が病室を出ると、栞子は大輔に病院に持ち込んだ金庫から一冊の本を取り出すように頼む。パラフィン紙に包まれたそれは、太宰治の『晩年』だった。栞子は、この本を狙う男に突き落とされたのだ、と明かした。
 栞子が祖父の代から引き継いだ『晩年』は、500部ほどしかない初版本のなかでも太宰自身の署名まで入るなどした大変稀少なもので、世に出せば300万円以上の値が付くという。栞子は『晩年』を母屋で保管していたが、その存在を知った人物から「譲ってほしい」と何度もメールが来るようになり警戒していたところ、今回の事件が起こったと言う。
 栞子の入院中、大輔はひとりで「ビブリア古書堂」を切り盛りするが、古書の知識がないため苦労する。そんな大輔の様子を見に、小菅奈緒(水野絵梨奈)や藤波がやってくる。そんなとき、店外に出た藤波が大きな声を上げた。大輔と奈緒が駆けつけると、ワゴンのなかの本にガソリンがかけられていた。
 危機感を覚えた大輔は、『晩年』を売ってしまってはどうかと勧めるが、栞子は本を手放すくらいなら殺されたほうがましだ、と言って譲らない。

 後日、大輔を手伝いに笠井菊哉(田中圭)が「ビブリア古書堂」にやってくる。古書の知識はないとはいえ、ネット通販を手伝ってもらった大輔は笠井にアルバイト料を支払い、笠井から領収書をもらう。そこに記された名前を見た志田が、梶山季之の『せどり男爵数奇譚』の主人公と同姓同名だと言った。本の存在すら知らないという笠井に志田は、店にある『せどり男爵数奇譚』の本を探してやろうと言うが、笠井は断る。
 そんな折、大輔は栞子から頼まれて、「ビブリア古書堂」で『晩年』を350万円で展示販売することに。それは、犯人を店におびき出すための作戦だった。他人に買われることを恐れた犯人は、すぐに店に現れるだろう、と栞子は考えたのだ。
 その後、大輔と文也が書籍を「短編」と「長編」に分けていると、志田と笠井がやってくる。『晩年』が売られているのを見た志田は、それが安価な復刻版であることを見抜く。大輔は、防犯上展示しているだけで本物は栞子が病院の金庫に保管している、と明かした。そんなとき、文也が焦げ臭いにおいを感じる。それは店外のワゴンの本が燃えるにおいだった。消火器で火を消した大輔は、ヤジ馬のなかの怪しげな男が逃げるのを見て後を追う。やがて男に追いつき覆面を取ると、男は奈緒を振った西野(浅香航大)だった。奈緒を振ったことをクラスメイトに知られた西野は、それがきっかけで不登校となっていた。人生を台無しにされたと思い込んだ西野は、奈緒とつながりのある「ビブリア古書堂」を逆恨みしていたのだ。

 警察の事情聴取も終わり安堵した大輔は、最後まで付き合った笠井に礼を言うがその顔は浮かなかった。後味が悪くて、という大輔に、笠井はどんな事情があるにせよ、人を突き落としたり、放火をしてはいけないのだから、と励ました。
 店に戻り笠井の言葉を思い返した大輔は、「短編集」の山に置かれた『せどり男爵数奇譚』を見て驚く。それは笠井が置いたものだった。
 大輔は自転車で笠井を追うと、読んでいないはずの『せどり男爵数奇譚』を「短編集」に置いたのはなぜか、と聞く。置いた場所が偶然「短編集」の山だったのでは、と答える笠井に、大輔は西野の話をしたとき、笠井が「人を突き落とす」と言ったことに言及。栞子は表向き「階段から足を滑らせて転落した」ことになっていて、「突き落とされた」ことを知るのは、本人と自分、そして犯人だけなのだ、と。
 ついに自分が犯人であることを認めた笠井は、大輔の自転車を奪うと、栞子の病院へと走り出した。大輔は、栞子に笠井が向かっていることをメールで教え、それを見た栞子は、松葉杖をつきながら屋上へとやってくる。しかし途中で転び、その拍子にストールが落ちてしまう。病院に着いた笠井は、落ちてきたストールを見て屋上へとかけだした。その頃、大輔は全力疾走で病院へ向かい…。


ビブリア古書堂の事件手帖 あらすじ 6話 →公式サイト







nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:テレビ

ビブリア古書堂の事件手帖 あらすじ 5話 [ビブリア古書堂の事件手帖]

フジテレビ ドラマ 毎週月曜よる9時放送
「ビブリア古書堂の事件手帖」
第5話 あらすじ



今回は2つの結末!? 名門女学館で怪事件

 篠川栞子(剛力彩芽)は、書籍を寄贈するため聖桜女学館を訪ね、栞子を迎えた図書委員の田辺美鈴(生田絵梨花)が搬入を手伝った。書籍は教員の杉浦(阿南敦子)により選別されたが、数冊が「中学生には不適切」という理由で返却されてしまう。栞子は、それらが文学的評価が高いため、性描写や暴力描写があるだけで除外するのはもったいない、と言うが、杉浦は最近もアントニイ・バージェスの『時計じかけのオレンジ』を読んで学校の体制を批判する感想文を提出した生徒がいたから、と返却の理由を説明する。
 同じ頃、「ビブリア古書堂」に小菅奈緒(水野絵梨奈)がやってくる。奈緒は、志田肇(高橋克実)に借りた本を返しに来たのだが、表情がどこか暗くて志田は心配する。奈緒は、中学生の妹の結衣(森迫永依)がCDを万引きしたことが発覚、停学になっていると明かした。結衣は聖桜女学館に通う優秀な生徒だが、先日書いた読書感想文が学校で問題視され母親が呼び出されることもあったという。
 その後、奈緒は栞子、五浦大輔(AKIRA)、志田に新聞に載った結衣の感想文を読ませた。それは『時計じかけのオレンジ』を読んで書かれたもので、善悪の常識について疑問を投げかけていた。それを聞いた藤波明生(鈴木浩介)は、万引きも本の影響だろう、と意地悪く言う。栞子は奈緒に、結衣はどこで『時計じかけのオレンジ』を購入したのかと聞き、奈緒はインターネットの通販で、自分が買ってやったものだと答えた。

 志田が調べた結果、結衣は盗んだCDを売ったというショップに売っていないことが判明。なぜそんな嘘を付いたのか、と嘆く奈緒は、話の流れから結衣が潔癖症だと明かした。それを聞いた栞子は、結衣は万引きをしていないかもしれない、と言う。
 放課後、奈緒に連れられて結衣が「ビブリア古書堂」にやってくる。結衣と対面した栞子は、結衣が感想文を自宅で書いたこと、潔癖症で普段から図書館を利用したり友達と本の貸し借りをしたりしないことを確認。そして、結衣の作文の冒頭を暗唱すると、『時計じかけのオレンジ』を最後まで読んでいないだろう、と言った。
 反論する結衣の前に、栞子は装丁の違う2冊の『時計じかけのオレンジ』を差し出した。それらは旧版と新版だが、旧版は出版社の意向で原稿にあった最終章を削除して出版、その後40年近く経って、最終章を加えた完全版の文庫が刊行され、代わりに旧版は絶版になった、と栞子は説明した。つまり、結衣が最終章のように作文に書いた部分は、旧版では最終章だが、新版では最終章ではないのだ。奈緒が取り寄せたのは新版のうえ、潔癖症の結衣が図書館や古書店にある旧版を読むことはできないはず、と栞子は推測。読んでいないのになぜ感想文が書けたのか、と尋ねる大輔に栞子は、他人の作文を書き写したからだ、と答える。
 栞子は、結衣が書き写したのは自宅にあった文集に掲載されていた感想文だろうと言った。同じ文集を偶然目にして盗作に気づいた美鈴は、結衣に取引を持ちかけたのだ。CDを万引きしたのは美鈴だが、犯行が露見しそうになっている自分の罪を被れば、盗作のことは黙っている、と。

 なぜ盗作をしたのか、と尋ねた奈緒に結衣は、小学生が書いたその作文が上手くて驚き、自分も『時計じかけのオレンジ』を読んでみたが難解で挫折してしまった。しかし、 最近、本に詳しくなっている奈緒も挫折していたため、奈緒より難しい本が読めると見栄を張りたい一心で感想文を写してしまったのだ、と認めた。
 そんな日の夜、栞子は大輔に一冊の文集を差し出した。そこには、「『時計じかけのオレンジ』を読んで 四年二組篠川栞子」とあった。
 翌日、栞子は顧客の自宅に本を届けるため、雨のなかを出かけていく。その途中、石段を上っているとき、前方に立つ男の足が目に入り、栞子は傘を上げ相手を見ようした。その瞬間、男の足が栞子の肩を蹴った。階段を転げ落ちた栞子は、道路に横たわったまま動かない。冷たい雨は降り注ぎ…。


ビブリア古書堂の事件手帖 あらすじ 5話 →公式サイト

nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:テレビ

ビブリア古書堂の事件手帖 あらすじ 4話 [ビブリア古書堂の事件手帖]

フジテレビ ドラマ 毎週月曜よる9時放送
「ビブリア古書堂の事件手帖」
第4話 あらすじ


鍵のかかった部屋から盗まれた本

 篠川栞子(剛力彩芽)は、客の自宅に出張して本を買い取る「宅買い」に五浦大輔(AKIRA)を連れて行く。訪ねたのは「玉岡」という邸宅で、依頼者の玉岡聡子(森口瑤子)は、3ヵ月前に亡くなった父親の蔵書を処分して欲しいという。

 蔵書は主に純文学や詩集で、なかには中原中也の『在りし日の歌』の初版本など貴重なものもあり、栞子は心躍らす。聡子は栞子に、買い取りとともに、昨日この書斎から盗まれた宮沢賢治の『春と修羅』の初版本を取り戻して欲しいと依頼。父親は『春と修羅』の初版本を二冊持っていたが、状態の良くない方が盗まれたという。

 聡子がその消失に気づいたのは、昨夜、邸宅に来た兄・一郎(大河内浩)と姉・小百合(峯村リエ)が帰宅した直後だった。ふたりの来訪の直前まで『春と修羅』の存在を確認していた聡子は、遺産のことで文句を言いに来た兄か姉が盗ったと確信、その後電話で問い詰めたが、どちらも犯行を否定しているという。

 その頃、志田肇(高橋克実)は酔った勢いで仕入れた古書すべてを1000円で売ってしまうという大失敗をし落ち込んでいた。誰に売ったのか記憶がないなか、地図を広げ行動をたどる志田。そこへ、篠川文也(ジェシー)が笠井菊哉(田中圭)を連れて来る。志田の額に押された星形のスタンプにぴんと来た笠井は、志田を中古ゲームショップに連れて行く。そこから足取りが逆算でき、本を売った人物までたどり着いた。


 同じ頃、一郎に事情を聞いた栞子と大輔は、小百合と甘味処で待ち合わせた。しかしやって来たのは、息子・昴(今井悠貴)だった。仕事で遅れる小百合に頼まれて来たという昴は、栞子と大輔を自宅へと案内する。何があったのか、と聞く昴に大輔は、宮沢賢治の初版本が盗まれたと明かした。昴は、祖父が生きている頃は、自分も書斎に遊びに行った、と話した。やがて、帰ってきた小百合は改めて無実を訴えた。

 小百合の自宅からの帰り道、栞子と大輔は、志田と鉢合わせる。志田が本を売ったのが聡子だと判明、これから自宅を訪ねるところだという。栞子と大輔も志田に同行、事情を聞いた聡子は、志田が売った本を返した。するとそのなかの一冊に栞子の目が留まった。

 「ビブリア古書堂」に戻った栞子と大輔は、昴を呼び出すと、『春と修羅』を盗んだのは昴だろうと言った。自宅を訪問したときから不審な点があったが、決定的だったのは池波正太郎の『錯乱』が書斎にあるのを知っていたことだ。『錯乱』は、聡子が志田から買った本、つまり、一昨日以降に書斎に入らなければ、存在を知りようがない本なのだ。そこを指摘された昴は犯行を認めたが、本を持ち出したのは売買から『春と修羅』を守るためだと言った。それは昴にとって大事な一冊で、祖父から本のなかに秘密があるとも聞いていた。「テナルデイ軍曹に気をつけろ」という謎解きのヒントを与えられていたが、結局、謎は解けなかった、と昴は話した。栞子は、昴の部屋に飾られた鶴岡八幡宮が描かれた絵について聞く。絵は、祖父の葬儀の日に聡子から渡されたもので、聡子曰く、昴が生まれた年に祖父が描いたもので、褒美として託されていたという。


 翌日、聡子が『春と修羅』を取りに「ビブリア古書堂」にやってくる。しかし、栞子はこの本は渡せないと言った。驚く聡子に、この汚れた本は宮沢賢治自身が書き込みをした「手入れ本」で、もう一冊のきれいな初版本よりもはるかに希少価値が高いのだ、と説明。さらに、祖父はこの本を昴に遺したのではないか、とも話した。聡子が昴に与えた絵には、鶴岡八幡宮の背景にあるべき大銀杏がなかった、大銀杏が強風で倒れたのは2010年のことだから明かに昴が生まれた後に描かれたことになると言い、本物の褒美は、『春と修羅』だったのではないか、と聞いた。また、「テナルデイ軍曹」は、「人から金品を奪う泥棒」として『春と修羅』にも出てくる人物で、つまり、祖父は聡子がテナルデイのように昴から本を奪うことを予見していたのだろう、と言う。それでも、本を聡子に託したのは、そうすることで不仲だった昴と交流する機会を持たせようとしたのではないか、と話し、大輔が何も言えない聡子に本を手渡した。

 そんな日の夜、閉店準備をしていた栞子は、もし自分が困ったときには助けてくれるか、と大輔に聞いた。例えばの話だが、と言いつつも、その様子を物陰から見つめる人物がいて…。


ビブリア古書堂の事件手帖 あらすじ 4話 →公式サイト

nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:テレビ
前の5件 | 次の5件 ビブリア古書堂の事件手帖 ブログトップ



この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。